1人の人が、その人生で経験できる事は限られている。だから本を読むことで、先人の知恵、経験などを学ぶべきである。いづれ「人はどう生きるべきか」を考えることがある。そんな時のヒントが本の中にある。だから、本は暇な時に読むと考えるのではなく、時間を作ってでも読むものと言っておられると思います。
幾つか印象に残ったところのうち3つを抜粋してご紹介します。
幾つか印象に残ったところのうち3つを抜粋してご紹介します。
1つめは、画家ゴーギャンは失意のうちに世を去る5年前に完成させた大作に
われわれはどこから来たのか
われわれは何者か
われわれはどこへ行くのか
と書きつけた。この人間にとっての最終の問いの答えも、それこそ多くの本の中に少しづつ埋もれている。ゴーギャンの生き方だってモームの「月と六ペンス」という素晴らしい作品に生き生きと 描写されているのだ。
われわれはどこから来たのか
われわれは何者か
われわれはどこへ行くのか
と書きつけた。この人間にとっての最終の問いの答えも、それこそ多くの本の中に少しづつ埋もれている。ゴーギャンの生き方だってモームの「月と六ペンス」という素晴らしい作品に生き生きと 描写されているのだ。
2つめは、やなせたかしさんが、その本質的な思いを子供達に伝えようとしているということで、「アンパンマンのマーチ」の一部を紹介されている。
そうだ うれしいんだ
生きる よろこび
たとえ 胸の傷がいたんでも
なんのために 生まれて
なにをして 生きるのか
こたえられない なんて
そんなのは いやだ!
そうだ うれしいんだ
生きる よろこび
たとえ 胸の傷がいたんでも
なんのために 生まれて
なにをして 生きるのか
こたえられない なんて
そんなのは いやだ!
3つめは、著者が資生堂の社長をしている間に、会社が創業120年の記念の年を迎えるにあたって、「木を植えた人」という本を、全世界の社員に贈った。この本は日々コツコツとどんぐりの種を蒔き、成長した木が、やがては大きな森になり人々の役にたったという話で世界中の多くの言語に翻訳されているので、その国の言語の本を配り、1つの目的に向かって急がずに絶えざる努力をすれば思いがけない成果が現れるというメッセージを伝えた。
以上が私の特に印象に残った部分です。
また、著者は「生きることは学ぶことだ」、つまり、人というのは生きている間中、学んでいるのだと一貫して思ってきたと言っておられます。この本のタイトル「だから人は本を読む」はそんな思いから付けられたものと思います。
また、著者は「生きることは学ぶことだ」、つまり、人というのは生きている間中、学んでいるのだと一貫して思ってきたと言っておられます。この本のタイトル「だから人は本を読む」はそんな思いから付けられたものと思います。
著者はこの本の中では14冊の本を推薦しておりますが、以前、書店の企画で三冊の本を推薦するというブックフェアで著者が推薦したのが、以下の3冊でした。
1.ラ・ロシュフコー箴言集 (人間の真理)
2.ドラッカー「企業とは何か」 (企業の真理)
3.ご冗談でしょう、ファインマンさん (人生の真理)
1.ラ・ロシュフコー箴言集 (人間の真理)
2.ドラッカー「企業とは何か」 (企業の真理)
3.ご冗談でしょう、ファインマンさん (人生の真理)
・推薦書籍のご紹介
Visionary Institute - 2010の索引ページに戻る