本日、Amazonで薄羽さんの書かれた本を読ませて頂きました。
以下、Amazonに書いたレビュー文
以下、Amazonに書いたレビュー文
この本は「販売の現場」である店舗の販売スタッフへのブランド意識教育がいかにあるべきであるかを的確に実例を交えて伝えられた本ですが、読むべき人は現場の人のみならず、経営する側の人にこそ読むべき本であると思いました。
実際に商品を買う顧客が何を求めているかを知ってそれを商品へとしてゆくわけですが、当たり前のことですが、良い商品を作れば売れると言うものでもないということは万人が認めるところだと思います。現場で直接お客様と向き合いニーズを聞き、またそれをどのように提案してゆけばよいかというところで、お客様は自分と接している人、その人が会社、商品のイメージにつながるので販売員、一人一人がブランドイメージを更に高める絶好に位置に位置していることを誇りに思い働かなければならない重要性を説いている実用書ととらえてよいと思います。
また、特に販売員の研修に携わる方には、今一度、その役割を思い起こして頂くきっかけになる本であると強く感じました。私は企業でパートナーの方の技術教育を長年してきて、エンジニアの人に1から10まで細かく書かれた資料を用意して教育をしてきました。販売員の教育とエンジニアの教育では立場は異なりますが、「トレーナーは「怠け者」であるべき!?」と言った説明のところでは共感するものがあります。1から10まで全て手取り足とりで説明するのではなく、自ら考える場面を増やしてゆくように資料は最低限にしなければならないということでした。わたしは常に聞かれるであろう事を想定して全てを資料に盛り込もうとするくせがありますが、それが受講者の考える意欲を失わせているのは確かです。そういう意味で色々な立場の人に読んでもらいたい本であると思います。
「ブランドは経営の意思によって育てるもの」とはまさにそのとおりだと思います。私は外資系8社に勤め、その規模は10数万人の会社からシリコンバレーの数千人の会社、はたまた自分で起こした数人の会社と経験していて、今また10数万人規模の会社にいて思うことは、いくら会社が大きくなっても、また、雇われ経営者であっても、経営ビジョンを末端まで伝える役割が重要だと思います。今は、目先の仕事をしていて、この先の自分なりのビジョンは有っても会社は買収、買収を繰り返してゆく、それはそれで時代が求めているものでよいのかもしれませんが、そこでブランドというものが薄れてゆくのがはっきりと感じられています。そして、そこで教育されているのは数人で興したときの、世界中に知られているエピソードで、それはそれとして伝え継いでいかなければならないのですが、それよりもこれからどういうブランドにしてゆくのかをはっきりと考え、伝えてゆかなければ、いずれはほころびが出てくるのは歴史が物語っています。そういったような、大事なことが一杯入っている本です。
実際に商品を買う顧客が何を求めているかを知ってそれを商品へとしてゆくわけですが、当たり前のことですが、良い商品を作れば売れると言うものでもないということは万人が認めるところだと思います。現場で直接お客様と向き合いニーズを聞き、またそれをどのように提案してゆけばよいかというところで、お客様は自分と接している人、その人が会社、商品のイメージにつながるので販売員、一人一人がブランドイメージを更に高める絶好に位置に位置していることを誇りに思い働かなければならない重要性を説いている実用書ととらえてよいと思います。
また、特に販売員の研修に携わる方には、今一度、その役割を思い起こして頂くきっかけになる本であると強く感じました。私は企業でパートナーの方の技術教育を長年してきて、エンジニアの人に1から10まで細かく書かれた資料を用意して教育をしてきました。販売員の教育とエンジニアの教育では立場は異なりますが、「トレーナーは「怠け者」であるべき!?」と言った説明のところでは共感するものがあります。1から10まで全て手取り足とりで説明するのではなく、自ら考える場面を増やしてゆくように資料は最低限にしなければならないということでした。わたしは常に聞かれるであろう事を想定して全てを資料に盛り込もうとするくせがありますが、それが受講者の考える意欲を失わせているのは確かです。そういう意味で色々な立場の人に読んでもらいたい本であると思います。
「ブランドは経営の意思によって育てるもの」とはまさにそのとおりだと思います。私は外資系8社に勤め、その規模は10数万人の会社からシリコンバレーの数千人の会社、はたまた自分で起こした数人の会社と経験していて、今また10数万人規模の会社にいて思うことは、いくら会社が大きくなっても、また、雇われ経営者であっても、経営ビジョンを末端まで伝える役割が重要だと思います。今は、目先の仕事をしていて、この先の自分なりのビジョンは有っても会社は買収、買収を繰り返してゆく、それはそれで時代が求めているものでよいのかもしれませんが、そこでブランドというものが薄れてゆくのがはっきりと感じられています。そして、そこで教育されているのは数人で興したときの、世界中に知られているエピソードで、それはそれとして伝え継いでいかなければならないのですが、それよりもこれからどういうブランドにしてゆくのかをはっきりと考え、伝えてゆかなければ、いずれはほころびが出てくるのは歴史が物語っています。そういったような、大事なことが一杯入っている本です。
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